フルーツで始める健康生活
1人1日200グラム以上のフルーツを食べて、さまざまな生活習慣病を予防しましょう。
私たちは、“毎日くだもの200グラム運動”を推進しています
「毎日くだもの200グラム運動」とは、1人1日200g以上のフルーツの摂取を推進する運動です。近年の研究により、フルーツにはがんをはじめさまざまな生活習慣病に対して予防効果が高いことが分かっています。1人1日200g以上のフルーツを食べて、健康で豊かな生活を送りましょう。
出典:うるおいのある食生活推進協議会ホームページ
200グラムの目安
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みかんなら2個
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デコポンなら1個
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ナシなら1個
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カキなら1個
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ブドウなら1房
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モモなら1個
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クリなら12個
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スモモなら3個
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ビワなら6個
出典:「毎日くだもの200グラム運動」(8訂版)
一部改
フルーツに含まれる主な成分
01 食物繊維
大腸がん予防
食物繊維は人の消化酵素で消化されにくいので、最後まで残り、腸内の老廃物を体外に排出する役割があります。
02 ビタミンC
抗酸化作用・がん予防
ビタミンは抗酸化作用のある成分なので、体を活性化する作用があります。
また、循環器系疾患の改善にも効果が期待でき、心不全の改善やがん予防にも効果があります。加熱によって多く失われてしまいますので、生で食べられるくだものは供給源としてとても優れています。
03 有機酸
疲労回復・貧血の防止効果
果物を食べたときの酸っぱさは、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸と呼ばれるもので、爽快な清涼感を感じることができます。
有機酸はくだもの独特の成分のため、くだもの以外ではお酢やビネガーなどの加工食品にしかありません。肉体疲労やストレスなどでできる疲労物質の「乳酸」を減少させることができるので疲労回復や、鉄などの吸収を高めることで、貧血を防止する効果が期待できます。
04 カリウム
高血圧の予防・むくみの改善と予防
現代の日本人の生活で大きな問題となっている体内の余分なナトリウム(塩)。カリウムはこれを体外へ排出し、高血圧の予防、むくみの予防と改善に効果があります。
くだものに多く含まれているので、予防のためにも毎日食べるのがオススメです。
出典:日本園芸農業協同組合連合会 発行
間苧谷 徹 著 「くだものの魅力」