お知らせ

2025.01.07

新年のご挨拶

        

                          JA熊本果実連 代表理事会長 橋本 明利

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

会員JA並びに果樹生産者の皆様、どうぞよろしくお願い致します。

平素より、熊本県果樹振興に多大なるご指導・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。    

JA熊本果実連は、昨年12月11日、第71回2023年度(23年10月~24年9月)通常総会を開催し、全議案を承認いただきました。23年度の実績として青果事業本部・加工事業本部合わせて総取扱高(売上高)501億125万円(計画比102%)でした。

青果事業本部では、会員JA・果樹研究会・関係機関と連携し、高品質果実生産と生産量確保による生産者所得の最大化を目的に、果実連独自の支援対策による生産出荷資材高騰対策や販売対策を実施しました。

また、「物流の2024年問題」に対しては、卸売会社・運送会社と協議し、持続的な物流の適正化、合理化に向けて取り組みを進めているところです。

加工事業につきましては、原材料やエネルギー高騰により製造コストが上昇する厳しい環境のなかではありましたが、取引先との信頼関係の構築のもと、計画を達成することができました。皆様のご協力のお陰であります。

さて、国の「食料・農業・農村基本法」が昨年5月29日に成立しました。1999年制定から25年を経て初めての改正となります。

改正の焦点は、「食料安全保障の確保」など、世界的な、気候変動・温暖化や戦争など社会情勢を背景にしたものであります。

果樹についても、新らたな「果樹農業振興基本方針」が本年4月に公表されます。その基本方針のもと、更なる生産者経営の安定に努めてまいります。

気象庁が1898年統計を開始して以降、最高気温だった一昨年をプラス1.39度とさらに大きく上回り、熊本では35度以上の猛暑日が51日となり、過去10年の平均猛暑日16.9日の3倍の日数を記録する「危険な暑さ」と表現された最も暑い夏となりました。 

この影響を受け、令和6年産果樹の生産は、前年と比較してミカンの出荷量が3割、ナシが4割、クリが2割程度まで減少するほど大きな災害となりました、

これは、まさしく地球温暖化の影響であり、早急な耐暑性品種や栽培技術などの開発が求められます。加えて、不安定な天候に備えた、セーフティネットとして収入保険制度の加入推進を進める必要があると思っております。

JA熊本果実連は、果樹の専門連として、県行政、研究機関、そして、果樹振興議員連盟、とともに、総力戦で果樹生産者の経営安定に継続して取り組みますので、ご指導、ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

さいごに、明るいデコポンの話題をお伝えいたします。東京都日野市にある多摩動物公園にて、世界的に希少なインドサイの赤ちゃん(推定:雌)が令和6年9月3日、50年振りに誕生し、投票で「デコポン」と名付けられました。熊本を代表する柑橘ブランドの「デコポン」と同じ名前になったご縁で、JA熊本果実連より12月3日デコポン生果とデコポンジュースを動物園に贈呈を致しました。多摩動物公園は年間で約80万人が来場する園です。動物園の渡部 浩文園長より、「このご縁で子供達に熊本のデコポンを知ってもらうきっかけになるとうれしい」とお言葉をいただきました。それぞれのデコポンが一緒に成長することを楽しみにしています。

商品情報
知る・楽しむ
組織について
取り組み

商品のご購入

Store店舗
熊本フルーツセンター
Online shopオンラインショップ
JAタウン
楽天市場
Yahooショッピング

公式SNS

JA熊本果実連公式Instagram

商品のご購入について

フルーツや製品のご購入は以下より承っております。

Store店舗
熊本フルーツセンター
Online shopオンラインショップ
JAタウン
楽天市場
Yahoo!ショッピング